浅はか書店

アラサーフリーライターが当たり前のことをわざわざ文章にしています。音楽や恋愛の話、ボツ原稿の追悼など。

アジカンの再録ソルファ、「海岸通り」が最強だった説

 

ソルファ (2016)(初回生産限定盤)(DVD付)

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ASIAN KUNG-FU GENERATION」、"再録ソルファ"には賛否両論があった。

バンド音楽特有の、疾走感が薄くなった。

シャウトボイスがなくなり、キレイにまとまってしまって興奮しない。

そんな否の意見に対して、

歌や演奏が上手くなった、という、単純な技術面に対しての評価があった。

 

これらはいわゆる「キラーチューン」の曲に目立つことである。ソルファでいえば、"リライト"や"Re:Re"など。


Asian Kung-Fu Generation - Rewrite

若さから作られた曲、疾走感が大事な曲では、確かにその小綺麗さは「違う」感があるのかもしれない。

 

けれど、"海岸通り"だけは違かった(って言わせて〜)

海岸通りのサビは、初録を聴いた当初、若いながらに印象的であった。

 


ASIAN KUNG-FU GENERATION/海岸通り(Kaigandoori)-live-

あれがない これがない 

どんな希望も叶えたい欲張り

そんな僕らの 足りないものだけ

そっと包むように

 

 

海岸通りの歌詞は、むしろ20代のゴッチには早すぎて、

40歳を迎えたゴッチ先輩に、諭されるように歌われるそれが、私にとってはむしろ正解、本当の海岸通りだと思った。

 

若いノリの曲に共感したいことも多いけれど、

大御所バンドに求める役目って、そういうことじゃないことが多い気がする。

みなまで言わずとも伝わる、その感じ。

信頼の置けるバンドからしか響かない、そのメロディーセンス。

フジファブリックサカナクションなんかもそう。

もう、曲だけでエモいから、歌詞はそこそこでいいです。

そういうのはマイヘアやyonigeなんかでいいんです。

 

やっぱりアジカンは偉大なのだ。アラサーの私たちにとっては。

そんなことを思わせられた一曲だったなあ、と。